【新造船の最初の航海!】
処女航海とは新しく作られた船が初めての航海を行うことです。
1隻1度きりの記念すべき航海なので、クルーズファンにとっては特別な意味を持ちます。
新造船の情報が入った時から処女航海の予約を準備して待ち構えている熱心なクルーズファンも多いとか。
まだ誰も体験したことがない船の航海ですから、満足感も高まりますし、SNSなどで乗船記を発信したら注目されますね(^^)
それに処女航海の際は特別なイベントも用意されていることが多いです。
たとえばロイヤル・カリビアン・インターナショナルのハーモニー・オブ・ザ・シーズの処女航海では、船内のいたるところに飾られている花がすべて生花だったそうです
通常のクルーズ船では生花ではなく造花が飾られていますが、処女航海ということで特別仕様だったそうです。
もしかしたら気づかない人も多いかもしれませんが、こうした細やかな気遣いは乗客だけでなく船への敬意が感じられますね。
また、同じくハーモニー・オブ・ザ・シーズの処女航海では、出航時に乗客がロイヤルカリビアンのロゴが入った帽子をかぶって旗を手に持ってデッキに集まったそうです。
この帽子と旗は各客室に用意されており、「処女航海をみんなで祝いましょう、盛り上げましょう」という船長からの気持ちがこもった贈り物だったとか。
素敵なプレゼントであり、よいお土産にもなりますね♪
【2016年に処女航海を行った船は?】
まずは前述のハーモニー・オブ・ザ・シーズ。
2016年5月に処女航海を行いました。
世界最大の客船で、ロイヤル・カリビアンではお馴染みとなっているセントラルパーク、ボード・ウォーク、水がテーマの円形劇場アクアシアターも完備。
さらにはロイヤルカリビアン初となるウォータースライダーのアルティメット・アビス、ロボットバーテンダーのバイオニックバーやバーチャルバルコニーの部屋もあります。
同じくオベーション・オブ・ザ・シーズも2016年4月に処女航海。
空中ゴンドラのノース・スターやスカイダイビング体験ができるアイフライなど最先端施設を搭載しています!
ホーランド・アメリカラインでは4月にコーニングスダムがデビュー。
“洋上の美術館”と称されるほど、船内にはモダンな絵画や彫刻が並びます。
船内の内装も曲線が印象的でシルバーの装飾もスタイリッシュです。
また、この船では至るところで音楽が楽しめます。
ミュージック・ウォークと言う3つのステージでそれぞれ異なるジャンルの音楽演奏が本格的なレベルで楽しめるので、音楽好きなクルーズファンにぜひおすすめですよ。
この他、ウルトラ・ラグジュアリーな船と評判のセブンシーズ・エクスプローラーや、
ドイツ流サウナやビール醸造所を船内に設けたアイーダ・プリマ、
アジア初のプレミアム客船ゲンティンドリームなど、個性豊かな船がデビューしています!
【2017年デビューの新造船は?】
それでは次に、今年2017年に処女航海を控えている新造船をご紹介します。
プリンセス・クルーズのマジェスティック・プリンセス!
4月にヨーロッパで処女航海をするこの船は、プレミアムクルーズならではの高品質なディナーを提供してくれます。
2ヶ所のメインダイニングの他、スペシャリティレストランではミシュランの星付きシェフ、リチャード・チェン氏と提携する広東料理、
ミシュラン3つ星の人気シェフ、エマニュエル・ルノー氏と提携したフレンチビストロ、
プレミアムな熟成牛肉や新鮮な魚介が味わえるステーキハウス、
エグゼクティブシェフ自らが調理した極上のメニューが堪能できるプライベートレストランなど、実に豪華な店揃えとなっています。
シルバーシーのフラッグシップとなるシルバー・ミューズも4月に地中海クルーズでデビューします。
客室は全てスイートルーム仕様、最も小さい客室でも36㎡という広さで快適です。
メインダイニングは設定せず、600人の乗客に対して8ヵ所もあるレストランから好きな場所を選ぶことができます。
究極のラグジュアリーな船旅を体験したい方はぜひどうぞ!
この他にも、シルク・ドゥ・ソレイユとの独占提携のオリジナルショーを楽しめるMSCクルーズの新造船MSCメラビリアが6月に、
12月には360度海面レベルのプロムナード(遊歩道)や展望プールを備えたMSCシーサイドがデビューします。
世界のクルーズシーンから今年も目が離せませんね!